前に習ったこと忘れているけれど、このまま続けていてもいいの?

皆さまこんにちは!以前、GrapeSEEDで英語を学ぶ生徒の保護者の方から、このような質問が寄せられました。

「子どもが前に習ったことを忘れているみたいだけど、このまま学習を続けていても大丈夫?」

保護者の方からよく聞かれるこの質問についてお答えいたします。

はじめに、習った内容を忘れてしまうことについて…こちらはあまり心配されなくても大丈夫です。学習を継続することで、徐々に定着していくからです。3つのポイントを見ていきましょう。

1、言語習得には時間がかかる
言語を習得するにはとても多くの時間を要します。諸説ありますが、日本人が英語を習得するには、約2000~3000時間かかると言われています。そのため、学んだことを今の時点で思い出せなくても、長期的な目線で見れば問題ありません。引き続きお子さまの成長を見守っていきましょう。

2、使っていなければ忘れる
誰もが体験しているかと思いますが、一度習った言葉でも、普段からその言葉を使っていないと忘れてしまいますよね。例えば、学生時代に勉強した歴史上の人物や出来事、数学の方式など、忘れてしまった方も少なからずいらっしゃると思います。英語も同様に、一度習った内容でも、使う機会がなければ忘れてしまうのは当然のことです。特に小さな子どもたちは、覚えるのも早ければ忘れてしまうのも早いので、繰り返し英語に触れることが大切です。

3、繰り返しの学習で自然に定着させる
GrapeSEEDでは、一度学んだ単語や内容が、形を変えてその後のユニットでも繰り返し登場します。そのため、はじめはなかなか覚えることが難しくても、学習を続けることで、少しずつ、着実に身に付けていくことができます。

では保護者はどのようにお子さまの学習を見守っていくのが良いのでしょうか?

①サポートをたくさんしてあげましょう
覚えていないことに対して、なぜ覚えていないの?と叱ったり、お子さまを不安な気持ちにさせることは避けましょう。なぜなら、お子さまのストレスが高まることで、情意フィルターが高まり、学習に支障をきたす可能性があるからです。ネガティブな言葉をかけるのではなく、これまで学んだ単語を振り返ったり、繰り返し触れられるような手助けをしてあげましょう。

例えば、海の生き物の名前が覚えにくい場合、水族館や海に足を運んで直接見てみたり、「It’s a star fish(ヒトデ)!」などと声をかけてみるのも方法の一つです。言葉は、体験を通すことで記憶に定着しやすくなります。

②できる!わかる!をたくさん経験させてあげましょう
言語習得には「自信」が非常に重要です。お子さまに自信を持ってもらうために、できる!わかる!を経験できる機会を作ってあげましょう。GrapeSEEDでは、前のユニットで学習した内容の復習を目的とした「Jonny Bear Story」というストーリーが用意されています。これにより、子どもたちは「新しいストーリーを読んでいるはずなのに理解できる!」を経験することができ、どんどん自信が高まっていきます。
保護者の皆さまは、お子さまが理解している内容について質問してみたり、Jonny Bear Storyなどテキストブックの内容を読んでもらったりしてみるのはいかがでしょうか?家族に披露することで、自宅でも英語学習への自信をつけることができます。

以上の内容をまとめます。

お子さまが一度学んだ内容を忘れてしまうことは自然なことです。GrapeSEEDは、過去に学んだ内容を繰り返し体験する機会を提供しているため、学習を継続することで少しずつ確実に英語を習得できます。ご家庭では、学んだ内容を定着させる機会を作ったり、学習への自信につながる関わりをすることで、さらなる成果につながっていきます。ぜひ、引き続きお子さまのサポートをお願いいたします。

次回のBlogもお楽しみに!

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May 23, 2025
今年度は、昨年度ご好評いただいた現地での見学会に加え、数年ぶりにオンライン説明会も開催することとなりました。 英語教育に課題を感じている皆さまへ向けた、2つの無料イベントをご紹介します。 【全国の導入学園で開催】英語教育見学会 GrapeSEEDのレッスンを直接ご覧いただける「英語教育見学会」を、今年度も開催いたします。 実際の子どもたちの様子や先生の指導風景など、リアルな英語教育の実践をご紹介。 さらに、学園にGrapeSEEDのパートナーが赴き指導をする委託導入についての説明会も行います。 教育現場の課題解決につながるヒントを得られる、貴重な機会です。 詳細・お申し込みはこちら
May 16, 2025
GrapeSEEDでは、英語を指導する先生方を対象に、専門トレーナーによる継続的なサポートを提供しています。 指導スキルの向上に役立つ学習ツールの提供に加えて、レッスンの振り返りや1対1のコーチング、コ・ティーチング(共同指導)など、現場に寄り添った支援を行っています。 特に 「コーチング」 では、実際のレッスンを映像または実地で見たうえで、レッスン内容の確認や指導に関する相談、より効果的なアプローチの提案を行い、先生方が日々の指導に自信を持って取り組めるようサポートします。 一人ひとりの先生に合わせた関わりを大切にし、「子どもたちに英語で自分の思いを伝えられるようになってほしい」という想いを、指導の質へとつなげていきます。 そんなコーチングの取り組みをより多くの学園で活用していただくため、2024年度末には期間限定のキャンペーンを実施しました。 期間中にコーチングを受けた学園の中から、抽選で数校に「ピザパーティー」をプレゼント! 現場でがんばる先生方に、チームで一息ついていただくための、ささやかな感謝の企画です。 今回当選した2校の当日の様子はこちら↓
May 2, 2025
新しい学年、新しい環境、そして初めての英語。 初めてのことが多い春は、子どもにとって大きな挑戦の時期です。 今回は、 英語学習を始めたばかりの子どもたちがつまずきやすいポイント と、 ご家庭でできるサポートのヒント をご紹介します。 まず、英語に初めて触れる子どもたちは、 ・「先生が何を言っているのかわからない」と戸惑う ・不安や恥ずかしさで緊張したり言葉が出ない ・他の子と比べて自信をなくす このようになってしまうことがよくあります。 大人でも緊張しますから、子どもたちにとってはなおさらですよね。 GrapeSEEDのレッスン では、始めのうち、 子どもたちに反応や発話は求めません 。 なぜなら、私たちのカリキュラムでは、子どもたちは母語を習得した時と同じ方法と順番で英語を身につけていくからです。 生まれたばかりの赤ちゃんはまだお話はできませんが、その代わりたくさん周りの人の言葉に耳を傾けます。 そして毎日言葉を聞いて、1・2歳頃から少しずつ単語が出てきますよね。 GrapeSEEDも同じです。 始めは先生が何を言っているのかわからなくて当たり前です。 それでも、歌やアクティビティなど、意味がよくわからなくても楽しめるコンテンツが様々あるので、それを通じてたくさん英語の音に触れることができます。 そして、レッスンを重ねていくごとに少しずつ言われている言葉の意味を理解し、徐々に話せるようになっていきます。 実際、GrapeSEEDで英語を学び始めたばかりの子どもたちは、最初はとても緊張している様子ですが、だんだん笑顔が増えていき、先生の真似をしたりしながら、楽しく英語に触れる姿が見られるようになります。 【ご家庭でできる3つのやさしいサポート】 1.「話させようとしない」でOK!まずは“聞く”を楽しむ せっかく学び始めた英語。自宅で子どもが英語を話さないと「大丈夫かな?」と不安になるかもしれませんが、最初は“聞く”ことが何よりも大切です。 無理に話させるのではなく、「今日はどんな歌があったの?」「英語でこんなこと言ってたね」と、自然に振り返るだけでも十分なサポートになります。 2. 英語に限らず「できたね!」をたくさん伝える 英語がわからないことで自信をなくしてしまう子もいます。そんな時こそ、日常の中で「すごい!」「よくがんばったね!」と、英語以外のことでも自己肯定感を高める声かけが大切です。 「がんばることが楽しい」と思える土台づくりにつながります。 3. 保護者も一緒に“楽しむ”気持ちを忘れずに レッスンで触れた英語の歌やストーリーなど、ぜひお子さまと一緒に楽しんでみてください。完璧な発音や理解は必要ありません。「なんだか楽しかった!」が、次の学びにつながるエネルギーになります。 新年度は子どもたちにとっても、保護者の方にとっても“初めて”の連続です。 英語の学習は「できることを増やす」ことよりも、「楽しい!」「もっとやりたい!」という気持ちが続くことが一番の成功です。 ぜひご家庭でも、あたたかく見守っていただければ嬉しいです。 GrapeSEEDについてより詳しく知りたい方はこちらからお問い合わせください。
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